喜界島の旧盆レポート|集落ごとの盆踊りに行ってきました!
こんにちは!エール喜界のkikuchiです。
喜界島のお盆は少しユニークで、新盆で迎える集落と旧盆で迎える集落があるのをご存じでしょうか。
一般的なお盆は新盆ですが、旧盆は旧暦を基準にするため8月〜9月に行われます。
沖縄や奄美地域ではこの旧盆が主流で、喜界島でも多くの集落が旧盆を受け継いでいます。
今年の旧盆は9月3日〜5日。島内では3つの集落で盆踊りが開催され、初めて3集落すべての盆踊りに参加してきました。
どの集落も青年団を中心に準備されていて、島の人口が減少している今でも熱を持って伝統を守り続けている姿に心を打たれます。
それでは、各集落の雰囲気をご紹介します!
9月4日|上嘉鉄集落の盆踊り
上嘉鉄は、踊りの盛り上がりが圧倒的。
太鼓の音に合わせて輪になり、老若男女が次々に加わっていく姿は圧巻でした。
振り付けを知らなくても、雰囲気で自然と入っていけるので、観光で訪れた方でも気軽に参加できます。私自身も子どもと一緒に輪に入り、汗だくになりながら夢中で踊りました。
途中で地元の方から「上手だね〜」「かわいいね〜」と声をかけてもらい、温かい空気に包まれたのも島ならではの体験。会場は終始熱狂的で、地域の絆を体感できるひとときでした。
そして、もう一つの目玉は手作り感満載の花火ショー。大規模ではないものの、打ち上がるたびに「おお〜!」と歓声が上がり、地元の工夫が光る夏の夜を彩っていました。
9月5日|荒木集落の盆踊り
翌日は荒木集落へ。ここは会場が広く、ゆったりとした雰囲気の中で盆踊りが行われていました。
上嘉鉄や志戸桶のような熱気ある踊りとは少し違い、落ち着いた空間でショーを楽しみつつ、最後に大盛りあがりするのが荒木流。
最大の目玉は毎年恒例の抽選会です。
特賞はなんと…「ヤギ」。
喜界島ではヤギを食べる文化が根付いており、荒木集落の抽選会といえばこのヤギが名物になっています。
「荒木の盆踊りといえばヤギ」と言われるのも納得です。
会場では子どもから大人まで番号札を握りしめ、発表のたびに大歓声。
景品が発表される瞬間は会場全体がひとつになり、笑顔であふれていました。
9月6日|志戸桶集落の盆踊り
最終日は志戸桶集落へ。
ここも踊りの熱気が強く、会場全体がエネルギーに包まれていました。
さらに特別ゲストとして、シンガーソングライターの「ながぶちたくや」さん(@takuya_nagabuchi)が登場。
鹿児島県出身の歌手「長渕剛」さんをリスペクトした力強い歌声に会場が一気にヒートアップし、観客が手拍子や掛け声で応える光景は鳥肌もの。
遠く喜界島まで駆けつけてくれた熱意に、心を動かされました。
また、志戸桶には子ども向けの屋台もあり、水風船すくいなどのゲームに子どもたちが夢中。
踊りや音楽に加えて、家族みんなで楽しめる工夫がされているのも印象的でした。
喜界島のお盆文化と来年へのおすすめ
今回訪れた3つの集落はそれぞれに個性があり、
- 上嘉鉄=踊りと花火で熱狂的に盛り上がる
- 荒木=特賞「ヤギ」のユニークな抽選会が大盛り上がり
- 志戸桶=踊りと音楽で会場全体が一体化
という違いを楽しめました。
アットホームで参加型であることが喜界島の盆踊りの特徴であり、最大の魅力だと感じました。
お盆シーズンは本土だと飛行機や宿泊が混み合いますが、旧盆の喜界島なら比較的予約も取りやすい時期。
伝統行事を間近に見て、地元の人たちと一緒に踊りの輪に入る体験は、忘れられない思い出になるはずです。
駐車場は各会場に用意されていますが、混み合うので早めの到着がおすすめ。
来年はぜひ、喜界島の旧盆に合わせて旅の計画を立ててみてくださいね。
✈️🌺
旧盆の喜界島は、文化と人のエネルギーを全身で感じられる特別な時間でした。
来年、この記事を読んでくださった方と、島のどこかの輪の中で一緒に踊れることを楽しみにしています。
宿泊は、アクセス抜群!浅築の無人宿「エール喜界」をご検討ください!!
投稿者プロフィール

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喜界島在住のwebライター。
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